さあ、釣ってみよう!

タックルの準備が整ったら、早速実釣してみましょう。

渓流に着いたら、まず自分が立とうとする辺りのポイントから釣り始めます。
この時に注意する点は、いきなり川の岸際に立たないということです。

魚は、予想以上に浅いところにいるものです。
特に活性の高い時期には、こんなところにと思うような岸際に付いています。
ですから、入渓点の岸際から釣り始める習慣をつけるようにしましょう。

入渓点辺りのポイントを一通り攻めてみたら、次は岸際までより下流側へと徐々に位置を移動しながら釣り下ります。

「渓流は足で釣る」と昔から言われています。
魚のいそうなポイントがわかる方は、ポイントを移動しながらどんどん釣っていきましょう。

しかし、ポイントがわからない方は、まず自分の位置よりまっすぐ下流側に10mくらいキャストして見ましょう。
ルアーが着水後は、すぐにゆっくりとリトリーブしてきます。
一回目はただ巻いてくるだけです。
それで魚の反応がなければ、同じところにキャストして、今度はトゥィッチング(ロッドティップと小刻みに振り、ルアーにアクションをつける釣り方)でルアーに小刻みなアクションをつけてみましょう。

真下のポイントを釣ってみたら、次は下流45度くらいのところにやはり10mくらいキャストして、先と同様に2〜3回くらい釣ってみます。
この時、ルアーは羅ばれに流されながら引っ張られてくるのですから、自分を中心にして扇方に泳いできます。
何処をルアーが泳いでいるのかイメージしながら釣るようにすると上達が早いですよ。

そして、今度は流れと垂直になるように向きなおり、正面にキャストします。
この時には、対岸にできるだけ近いところにルアーを落とせるのが理想です。
着水後は、前述と同様に2〜3回ルアーを引いてきます。

ここまでを一つのサイクルとして、一サイクル終わると数歩ほど下流側に移動してまた一サイクル釣ります。
この方法だと、足で稼ぐほど移動距離は取れませんが、大半のポイントをくまなくルアーを通せるので、魚の付き場を覚えるには良いと思います。

魚がいるポイントがある程度予想できるようになったら、どんどん足で稼ぎながら一つでも多くのポイントを探るようにしましょう。
そうすれば、必然的に釣果も伸びてくるはずです。

渓流魚は浅いところで釣れる!

先にも少し述べたが、渓流魚は浅いところで釣れるんです。

特に大町市でいえばゴールデンウィーク以後の活性の高いトラウトは予想以上に浅いところで釣れます。
深場についている魚も、実際に捕食する水深は60センチ以内でしょう。

だから、フローティングミノーだけでも対応できるのです。

こんな浅いところ・・・と思うようなポイントで、こんなサイズのトラウトが・・なんて事も珍しくおありません。
私も、以前にメインの流れではウグイばかりが釣れて、本命のイワナもヤマメも出てこなかった時に、分流の細くて深さも20?足らずの流れにキャストしたら泣き尺(29センチ)のイワナが飛び出してきた事があります。

ですから、岸際の浅い流れもしっかりと釣って行くようにしましょう。

あわせと取り込み

魚がヒットしたらまずフッキングさせます。
ニジマスならばほとんどむこうあわせで釣れますが、イワナやヤマメはロッドの胴に魚の重みを乗せるようなイメージでフッキングさせます。
けして、ブラックバスのような合わせはしてません。

フックアップした後は、魚の動きと反対方向にロッドを倒して魚の動きを止めます。
魚が逃げ惑っている間は、リールは巻かずにロッドでしのぎます。
魚の動きが止まったら、少しづつリールを巻いてきます。
この時に慌ててまかないようにしましょう。

ロッドは腰の位置に保ち、ティップを水面近くまで下ろしておきます。
魚が2〜3mくらいまで近寄ってきたら、ロッドを高く上げて魚の顔を水面から出し空気を吸わせます。
これでたいていの魚はおとなしくなりますが、まだ逃げるようならばまたロッドでしのいで魚が止まったらリールを巻いてきます。

そして、最後は岸際まで寄せてきて取り込みます。く
取り込みの時にランディングネットを使うのであるならば、ネットで魚をすくうのではなく魚をネットの中に誘導してくるようにしましょう。

釣った魚をリリースするならば、ぬらした手で魚を軽く掴み、顔を上流に向けてエラに水が入るように水中でゆっくりと前後させます。
そして、魚が自力で泳ぎだせるようになったら手を離してやりましょう。