川の源流部の落差のある小さな谷に生息する淡水魚。ヤマメやアマゴより上流の、夏の日中水温が15℃以下の所に住むが、ヤマメ等のいない谷川ではこれよりも下流にも現れる。
場所により模様などに多少の違いがあり、中国地方に分布するゴギ・中部日本の太平洋側に注ぐ河川の上流部に住むヤマトイワナ・その他本州各地に分布するニッコウイワナ・北海道方面に分布しているエゾイワナの4タイプが報告されている。(その他に、北海道にのみ生息するオショロコマも岩魚の仲間とされている。)
イワナはアメマスが氷河期に陸封されたものだが、陸封された時期により各地に様々な変異を生んだようだ。
イワナは一度の産卵で死ぬ事はなく、寿命は6年前後とされ、生きている限り成長を続けるので、渓流では全長45cm、湖では60?以上にも育つことがある。
昆虫・小魚・カエルなどの他ヘビも食べるので、餌釣りのほか、フライフィッシングやテンカラ等の毛ばり釣りやルアーでも釣ることができる。
春先・解禁直後は餌釣りで楽しむ人が多いが、暖かくなり活性が高くなると毛ばり釣りが面白くなる。水量の多い川や、ダム湖ではルアーフィッシングに人気がある。
しかし、最近では源流部の野性のイワナが激減している。

大町市のイワナ釣り
標高が700m以上ある大町市では、町中の川でも水温が低く、こんなところで・・・と思うような身近な川でもイワナの姿を見ることができる。
特に春先なら、農具川という町中の里川でもイワナが釣れる。

しかし、ゴールデンウィークを過ぎる頃から、市内下流域はウグイのエリアと化しイワナは中流から上流にかけてのエリアで釣れるようになる。
ゴールデンウィーク前は活性も低く、深みにじっとしていることが多いので、餌釣りで鼻先に餌を流ししつこく責めるような釣りになるが、ゴールデンウィーク移行は活性も上がり、毛ばりやルアーに果敢にアタックしてくる。
7月の上旬、雪シロがおさまる頃になると、高瀬川本流では大物釣りのチャンスである。また、大町ダムや高瀬ダムにも大物が潜んでいる。
ただし、尺上以上になるとさすがにドライフライのような水面の釣りでは難しい。フライで釣るならウエットフライの釣りになるだろう。

(これはアメマスです。イワナはこのアメマスの陸封型と言われています。)