ニジマスはレインボウ・トラウトを直訳したもので、雄雌ともに体長20?くらいになると体側に虹色の帯が出る事からこの名がついた。
特に産卵期の雄はこの虹色が鮮やかで美しい。
原産地の北アメリカから移植されて以来、成長が早く、また人工孵化も簡単なためか、養殖はかなり盛んに行われている。
分類学的には長い間サルモ属、つまり大西洋サケの仲間に入っていたが、最近になって太平洋産サケ属であるオンコリンカス属に改めれた。
1877年、カルフォルニア州発眼卵で移入し、東京四谷の井戸水で孵化させたのが始まりだとされ、以後何度も移入され繁殖がはかられたが、日本の風土では、ごく限られた地域でしか自然繁殖できなかったようだ。
ちなみに、長野県内でもニジマスの自然繁殖が確認されている川がある。
産卵期は、3〜6月。一度の産卵で死ぬ事はなく、5〜6年は成長を続ける。
好適水温は5〜24℃で、水生・陸生の昆虫、貝、小型の甲殻類、小魚などを捕食する。
釣堀等ではイクラやミミズ、エビツルなどの餌か養殖用のペレットで釣るが、フライフィッシングやルアーフィッシングで狙うのも面白い。
降海型はスチールヘッド・トラウト呼び、日本では阿寒湖などに放流されている。
ニジマスは外来魚だけに、塩焼きよりもフライやムニエルなどの洋風料理のほうが美味しいと思う。
大町市のニジマス釣り
大町市内では、町中を流れる農具川や高瀬川・鹿島川で釣れる。
放流ももちろんされているが、時折行われる釣り大会や魚のつかみ取りの時に放流され、残ったものが居ついている。
また、鹿島川の上流には管理釣り場があり、大雨の時などにそこから流れ出たビックトラウトが生息している。
普段はイワナやヤマメの陰に隠れて、ともすれば外道あつかいされてしまう時すらあるが、解禁当初の2月には農具川でこのニジマスを釣る釣り人がたくさん訪れてくる。