ヨーロッパ原産。シューベルトの名曲「鱒」に登場するのがこのブラウントラウトだと言われています。
日本には昭和初期に、ブルックトラウトの卵に混じってアメリカから入ってきたと言われていて、現在では各地で養殖されています。
また、一部の渓流や湖では自然繁殖もしています。
ブラウントラウト
学名:Salmo trutta
サケ目サケ科に属する魚で、3つの型からなる。
fario 型と lacustris 型はブラウントラウトと呼ばれ、trutta 型はシートラウトと呼ばれる。
別名:ブラウンマス、茶マス、茶色マス等。ブラウントラウトは一生の大部分を淡水域で過ごすのに対して、シートラウトは海を回遊し、産卵の時のみ、生まれ故郷の淡水域に戻ってくる。
一方ブラウントラウトも淡水域を回遊しており、通常湖から川に出て産卵するが、湖の岸で産卵を行うこともある。fario 型は流水を生息域とし、高山の小川に住むことが多いが、時に大きな河川に住むこともある。
産卵のために川を遡るグループと遡らないグループは、同じ川に住むものであっても遺伝的に異なることが知られている。
ブラウントラウトは昼も夜も活動し、一日中餌を食べ続けるそうです。
淡水では川底の無脊椎動物、小さな魚、カエル、水面近くを飛ぶ昆虫類なども食べますが、食物の多くは幼虫、蛹、若虫などです。
魚食性の強いマスで大型に育ち、5〜6年で1mにも達するといわれます。
小さな川では1kg程度以下のものもいますが、ある地域では20kg以上にもなるそうです。
また国際ゲームフィッシュ協会(IGFA)の公認記録では、18.25kgのものが1992年5月にアーカンソー州のリトルレッド川で釣られた記録が残っています。
長野県内では、上高地の大正池に生息していて、大雨の時等に流れ出た固体が梓川や梓湖で生息しています。
かなり下流まで降りてきていて、私は松本市内(波田町漁協管轄域)で42cmのブラウントラウトを上げたことがあります。
攻撃性の強い魚なので、ルアーやフライフィッシングの対象魚として人気も高い魚です。

外来魚問題
ブラックバスが、各地で湖や池の生態系を崩している事で問題とされていますが、ブラウントラウトも同様の問題がおきていると、とあるホームページに書かれていました。
ブラックバスも、その生命力の強さから、無断放流などにより急速に日本各地で増殖し現在の状況に至っています。
ブラウントラウトも、本来は日本には生息していないいわゆる外来魚です。
また、魚植生が強い事などもブラックバスとよく似ている点だと思います。
これ以上、各地で問題が大きくならないよう、釣り人などによる無断での放流はやめましょう。
調理方法
ブラウントラウトは、世界的に広く分布するニジマスと比較してやや癖がある味だといわれるますが、食用にも好まれ、刺身、寿司ダネなどの生食か燻製として食べられています。
また、多くのレシピもあり、フライ、グリル、オーブン焼きなどニジマスとほぼ同様の調理が可能です。